ニュウ山頂への思い
麦草ヒュッテを引き継いだ2代目森の人も50という年を既に越え、現在の景気の荒波に揉まれています。
小屋に戻って30年経ちますが、不思議な事に心情的転機の節目にニュウ山頂への山行がありました。
ヒュッテに戻った最初の頃は働くスタッフとの年の差は然程無く、同じ職場の仲間としてニュウ山行を共に楽しんでいました。
ニュウの頂からの景観は北八ケ岳を代表するものでもあり、北八ケ岳ファンの聖地でもあります。苔むす樹林を歩み、湖沼に出会い、再び深い森を経てニュウ山頂にたどり着く。40半ばは人生に出会ういろんな心情の癒しの森として、ニュウ山頂へ向かっていました。
そして、今回は女性の為の山旅のガイドとして、同年代の主婦3人を案内してのニュウ山行でした。年齢50を経て、互いに人生という歴史を抱え、喜怒哀楽を重ね、今在ることの大切なフレーズは『元気、負けない、頑張る』の言葉でした。
次の節目のニュウ山頂への山行はどんな心情になっているのかは、計り知れませんが、微笑んでいる自身がいる事を願うものです。