2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

遣り甲斐を感じる時

今季の越冬スタッフも冬と言う季節は折り返しとなって来ています。スタッフそれぞれが、山小屋業務に取り組む姿勢に対して評価が現れる時期にもなって来ました。常連さんも初めてのお客様も、スタッフやこの小屋に対していろんな言葉や行為で激励をしてくれ…

逞しき山小屋の住人たち

この冬の厨房を司るのは、徳留こと「とくちゃん」だ。男二人の言動にもメゲズ、手作り料理にこだわり続ける厨房長。今日もどんぶりめしを平らげて、数分後には好物のチョコレートに手が伸びる。逞しき女性スタッフだ。 この冬のテーマ「読み聞かせ」に美声の…

一月の雨の残しもの

先日の太平洋からの暖気は2,100mの世界に雨をもたらしました。本来なら、大寒で一年で一番寒い時期な筈なのに、しとしとと降る雨を届けてくれました。思わず飛び込んでみようかと思うほどの粉雪は何処へ、雪面はクラスト状態と変わり、最中状態の雪原を歩く…

本当に暖冬ですか?

雪雲がとれ、青き空が広がる白い世界が美しい。厳寒の様相、本当に今年の冬は暖冬なんだろうか?積雪は早くも90cmに近づき、昨年の最高積雪を上回ってしまった。何処まで積もる今年の雪。青い空、白い世界に笹の葉を探し回っているのは、カモシカ君とウ…

標高2010mだったんですね、あの峰

10日に宿泊された樋口様グループに「明日何処へ」と聞いたところ、「剣ヶ峰に行きます」と答えられたので、冬季のルートとしては少し不思議に思い理由を聞いてみました。 そのわけは、2,010年に因んで2,010mの標高のピークを登りに来たと言うことで…

愉快な雪像たち

麦草峠周辺は50cmを越える積雪となっています。深々と降る雪、吹雪、風雪、いろんな雪降りは森の木々を雪で造形します。 白い森をスノーシューを履きながら散策すると、不思議な形をした雪像たちに出会えます。時には人間のような、時には動物のような、…

ゆっくり出来ない日々

年末から正月三が日、スタッフの仕事は久しぶりに宿泊業に専念となりましたが、その疲れを癒す暇も無く、一週間降り積もった雪との格闘の時間に追われる日となっています。暫く宿泊者の人数も疎らとなる正月明けは、小屋周辺の雪かきや、迷いやすい雪原ルー…

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 元旦は残念ながら冬晴れとはいきませんが、新年早々冬山の厳しさと岳人の暖かさを感じとることができ、山小屋の一年の始まりに感謝です。