命が繋がった

近年麦草峠は鹿の食害によって、草地を代表してきたヤナギランが殆ど絶えてしまっていました。
そこで、大学の教授の助言もあり、実生からの生育を待ちきれず、昨年は食害の影響を受けていない施設の塀際の苗を数本移植してみました。例年であればそろそろ芽を出す頃と思いながら、移植の場所を覗いてみたら元気に顔を出してくれていました。
命が繋がった喜びの瞬間でした。この夏、可憐なピンクの花が楽しめるでしょうか?