一月の雨の残しもの

mugi21272010-01-22

先日の太平洋からの暖気は2,100mの世界に雨をもたらしました。

本来なら、大寒で一年で一番寒い時期な筈なのに、しとしとと降る雨を届けてくれました。

思わず飛び込んでみようかと思うほどの粉雪は何処へ、雪面はクラスト状態と変わり、最中状態の雪原を歩くのも四苦八苦。

また一方で、雨は美しい世界を演出します。木々に降り注いだ雨の雫はクリスタルと化し、ナナカマドの実を氷の世界に閉じ込めます。そして、窓に咲く氷の花も樹氷を表現してくれました。

そう言えば、昨年の冬はこんな自然の贈り物を見る時々に、『すばらしい!!』と叫んだ娘がいたんだなと思う事に、一つの思い出が遠い過去となって行く寂しさも同時に感じさせる雨の雫になりました。