春になりきれない春

mugi21272010-04-27

草木は確かに春に向かっているのに、天候だけは冬を引きずっている。

柔らかな薄緑の世界を迎える準備は整っているというのに、望めば望むほど遠ざかってしまいそうな遅い春。

デフレ基調の景気の悪さにじっと我慢な冬眠にも似た生活に、冬の衣を脱ぎ捨てエネルギッシュな春を期待しているというのに、心が萎えてしまう。

打開策、それはやっぱり暖かな春の日差しに敵わない。

今日も降り続く白き結晶を見つつ思う。