田舎に暮らすということ

mugi21272010-04-25

今日は我が集落の共同作業の日でした。

今ではコメ作りの家が少なくなったとは言え、古くから稲作の重要な水路である堰ぎの整備や点検は大切な作業であり、集落の連帯感を醸し出す数少ない機会でもあります。

時代と共に人の関係が薄れて行く中、そして個人が重んじられ義務という言葉が軽んじられがちな昨今、この集落で半世紀を過ぎた人々の心の中に見えるのは、腰掛けた暖かな土手から田畑を望みながら交わされる昔話の心地よさだろうか。

田舎に暮らすということは人の関係を重んじることによって成り立つのかもしれません。

田舎暮らしの良し悪しは結局心の問題なのでしょう。

八ケ岳をバックに暖かな土手の車座、ほっとする情景でした。