待ちかねた秋雨前線

肌寒い秋雨前線が八ケ岳山麓にもやってきた。

山暮らしには大事な森の恵みのお裾分けをいただく時、そうだニョキニョキとニュルニュル頭を地上に出し始めるキノコの季節。

落葉松林にはハナイグチの子供たちが、沢沿いの朽ちた柳の木にはヌメリスギタケモドキが群がっていた。

菌類たちが待ちかねた雨と気温差、みんな一斉に顔を覗かせそうな気配が森に漂っている。

明日が収穫の時か?いや、明後日か?それともその次か?キノコ好きな森の住人を悩ます時期がやってきた。