思いを残す、徒然帳

mugi21272009-09-19

ヒュッテにはダルマストーブの横に徒然帳(雑記帳)が置いてある。宿泊者に限らず、誰でも自由に書くことができる。
時には子供のお絵かき帳、時には若いアベックのおのろけ、時には北八ヶ岳山行の感慨や記録、そしてヒュッテへのメッセージ。麦草峠に訪れた人それぞれの思いが記されている。
今回のブログはそんな中の一つを掲載。

2006.11.1 麦草ヒュッテにて
『20代の南八ヶ岳以来、30数年ぶりに家内、娘を誘ってやって来ました。平日ともあって登山者も少なく、静かな周遊でした。家内と様々な山に出かけ、いつもながら、感じることがあります。それは街なかにいるのとは違い、樹々を渡る風の爽やかことと、時の流れのゆるやかなことに心が洗われる思いです。
これからも生涯青春で健康である限り山を登り続けます。皆さん、登山の素晴らしさをおひとりでも多くの方に伝えましょう!
本日はわが家のみの貸切り状態でのびのびさせて頂きました、感謝!!』
K (62才)

1ページ1ページにそれぞれの思いが残っている。大切なメッセージが残っている。何気なく置かれる徒然帳、重いものです。