登山年齢に変化の兆し

mugi21272009-09-21

シルバーウィークの連休、宿泊者の年齢に変化がみられました。
麦草ヒュッテは車道に面していることもあり、元来 中高年のお客さんや家族連れが多く利用していますが、今回の連休は宿泊者ばかりでなく、通過の登山者も若い世代が多く感じられました。
山岳業界では数年前から、その兆しがあると言われていましたが、この連休ほど如実に感じられたことはありませんでした。
確かに、数年前から富士山登山がブームになっていたり、山岳トレイルランニングも増えつつあったり、「剣岳」などの山岳映画や女性誌に扱われ始めている山歩き方や山岳ファッションの掲載などなど、若い世代を取り込む環境は出来ているようです。しかし、ブームで終わってはほしくない。本来、山歩きを偏った世代だけが楽しむというのは、山に入る魅力からすると残念だ。子供から高年まで、いろいろな世代が個々に合わせた山域や歩き方を選べば、どんな世代も山を楽しむことが出来ると思う。連休に宿泊された若い世代のお客さんに、いつ山を始められたんですかと聞いてみたところ、3年前の尾瀬からとの答え。長く山歩きをしてほしいと願う。