八ケ岳を縦走する朝の陽

子供たちを茅野駅に送り続けて早や10年が過ぎようとしています。

規則正しい通学の為の運転もあと3ヶ月になり、末っ子の高校卒業と進学が親の一仕事を終了させてくれそうです。

ほぼ毎日の朝の送りから自宅に戻る車のフロントに広がるのは、八ケ岳連峰の山並みです。季節ごとにその朝の情景は変化して行き、特にこの晩秋から初冬にかかる時期の朝の太陽は、八ケ岳最南端の編笠山の上に顔を出します。真夏の朝の陽は麦草峠の上部に上り、ゆっくりと半年掛けて編笠山まで縦走し、半年掛けまた麦草峠に戻ってくるのです。

季節の移り変わりに合わせて変化する木々の色合いと共に、朝の太陽の顔を出す頂の位置も季節感を感じさせる自然(宇宙)の摂理でしょう。